こんにちわ、KazuMAXです!
さっそくですが、基本情報技術者試験はご存知でしょうか?
基本情報技術者試験は国家試験であり、合格すると「情報処理に関する基本的な知識・技能を有していること」を国から認定されます。
特にIT職に従事している人にとって登竜門ともなる資格です。
つまり、この資格を受けることでITに関する基本的なことはわかるよ〜って宣言することができるのです!
持ってればめちゃめちゃいい資格じゃん!
と思われる一方で、、、
IT業界は進歩も廃れるのも早いから取ったって意味ないよ!
基礎ってつくくらいだから取ったところで大して評価されないよ!
などなど、色々と「不要説」を耳にすることがあります。
え、実際意味あるの、、、?ないの、、、?
今回は基本情報技術者試験は受ける意味はあるか?について回答していきたいと思います
結論
さっそく結論から述べますが、めちゃめちゃ意味あるし、必要です!
ただし、「エンジニア歴10年以上」であったり、「プロジェクトをいくつも成功させてきた」などといった経歴のある方々は除きます。
基本情報技術者試験を受けた(勉強した)方がいいと思う人はIT職に従事してまだ5年以内、かつ基本情報技術者試験の資格またはそれよりも上位といわれる高度情報処理技術者試験(応用情報技術者試験含む)を持っていない方々です。
これからIT勉強するという初心者の方はもちろん、IT職に従事している人の中でもプログラマー、エンジニアはマストで必要で、ITコンサルやPM(プロジェクトマネージャー)も上記の条件に当てはまるのならば受けた方がいいです。
何から勉強していいのかわからない人は基本情報技術者試験の勉強をすればITの基礎知識をつけることができますし、ある程度知識をつけている人ももう一度基礎からやり直すという意味で勉強すると点と点が繋がるようになるので知識が深まるのでおすすめです。
基本情報技術者試験を勉強するメリットは?
実際基本情報技術者試験を勉強するメリットはなんでしょうか?
メリットはいくつか挙げたれますがその中でも一番のメリットはズバリ、、、
「IT全般の基礎知識を習得することができる」ことです!
まず「IT全般の基礎知識を習得することができる」に関して
ITは移り変わりが早いし、廃れるのも早いよ!
確かにその通りですが、「基礎となる考え方や知識は不変です」
クラウドが〜、、、
AIが〜、、、
と最新技術をありがたがる方も中にはいらっしゃいますが、トレンドなる技術もITの基礎となる考え方や知識があって初めてちゃんと理解できます。
基本情報技術者試験ではコンピュータ科学基礎、ハードウェア、ソフトウェア、システム開発、ネットワーク、データベース、セキュリティなど、これらに加えてマネジメント系やストラテジ系まで、、、
ITの基本的な考え方や知識を網羅的に勉強できるのです!
また話は変わりますが、ITは目に見えないことが多いのでイメージで捉えることが大切です。
不変となる考え方や知識をまとめて学べる上にITの基礎的な知識をイメージで捉えられるようになるのにも最適な資格なんです!
ちなみに僕の知り合いの基本情報技術者試験不要論を唱えるITコンサル(2年目)の方で
サーバーって何?
と聞いてきた人がいましたが(恐ろしい、、、)
(もしかしたらたまたまサーバーだけ知らなかったのかもしれないですが←そんなわけない)、こういった知識漏れを防ぐのにも役立ちますよ。
勉強だけでなくなぜ「受けた方がいい」のか
では、なぜ勉強だけにとどまらず試験を受けることを推奨しているのか、、、
それは、「モチベーション維持のため」です!
試験日という期限を決めることでダラダラと勉強してしまい時間を無駄にしてしまうことを防げます。
またITの勉強に終わりはなく、
どこまで勉強すれば良いんだろう、、、?
というふうになることもあると思います。
基本情報技術者試験は基礎的なレベルと範囲が決まっているためどこまで勉強するかの目安になりますし、受けて合格できた場合自信になります。
自分の場合は少なくとも資格を保有しているからIT初心者は脱していると声を出して言えるようになりました。
どう勉強するのが効率的か
実際勉強する場合どうすればいいんだろう、、、?
実際勉強する場合は何をどう勉強すれば良いんだろう?
参考書読んで、過去問解けば良いのかな、、、?
と大体のネットの勉強法ではこれが正解だと主張されています。
あながち間違いではないのですが、大前提として受かるためだけに基本情報を取るのはあまりおすすめしませんので初心者の方や知識が曖昧な方は避けた方が良いです。
正直転職のために取りたいという方もいるとは思いますが、(あくまで僕の肌感にはなりますが)基本情報を持っているからといってそこまで転職が有利に進んだりすることはありません。
これを持っているから面接に受かることはまずないです。あっても数%のプラスになるかなぁ、、、程度です。
なので、知識をしっかりと身につけるのならば、上でも言ったようにITは目に見えないことが多いのでイメージで捉えることが大切なので正直参考書と過去問だけで理解を深めるには少々ハードルが高いです。
なので各単元ごとに勉強することをおすすめします。
具体的にいうならば各単元ごとの書籍の熟読や、動画等で各単元の勉強をすることです。。
個人的に書籍で「なぜ」シリーズはおすすめです。
※URL貼っておきます。
「コンピュータはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識」
コンピュータはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識
「プログラムはなぜ動くのか 第3版 知っておきたいプログラミングの基礎知識」
プログラムはなぜ動くのか 第3版 知っておきたいプログラミングの基礎知識
「ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識」
ネットワークはなぜつながるのか 第2版
すごく細かくイラスト付きで書いてくれているのでそれぞれの動きや仕組みをイメージで捉えることができるようになります。
まとめ
今回は基本情報技術者試験の有用性について説明しました。
僕自身最初は基本情報技術者試験なんて合格したところで全然仕事で使う機会ないから意味なくない?と思っていました。
確かに仕事で基本情報から学んだ知識を直接活用するということはほぼほぼないのですが、間接的にはとても活用しています。
例えば、プログラミングしたての頃はプログラミングして実行ファイルを作成するにはビルドすれば良いということだけ覚えていてその内容はよくわかっていませんでした。(なので正直ビルドやデバッグ、コンパイル、リビルド、クリーンアップなどの違いがいまいちわかっていませんでした。恥ずかしい、、、、)
しかし、実際ビルドにはコンパイル、リンク等を行っているということはわからないのでビルドすることで作成されるdllファイルやobjファイルはなんだこれ?くらいの認識でした。
なので、
実行ファイルを作成すると勝手にいくつかファイルが作成されるけどよくわかんないや
といったことが起きたりしていました。
なので当然そこで作られているdllファイルやobjファイルがなんなのかはわかりませんでした。
基本上技術者試験を経て個々の知識をつけたおかげでビルド、デバッグなどの違いやその役割を認識できるようになり、仕事中ちゃんと状況に応じて使い分けられるようになりました。
これはあくまで一例に過ぎず、他にも数えきれないくらいの恩恵を間接的ではありますが、受けることができたなぁと実感しています。
今後の土台づくりのためにも必ず基本情報技術者試験を甘く見ず勉強しましょう。
ただし、難しいと感じる人もいると思います。
そういった方はまず「ITパスポート試験」を受けてみるのも良いでしょう。
※ITパスポート試験についてはこちらをご覧ください。