こんにちわ、KazuMAXです!
これは明治安田生命第2節、鹿島アントラーズ対セレッソ大阪の試合に関するレポートになります。
第3節のvs町田ゼルビア戦もレポートにしていますので、気になったらぜひ覗いてってください!
前半
【前半】鹿島アントラーズ
システムは4-2-3-1で
となっていて、守備の時はこの形を維持している。
攻撃の時は両サイドバックの2安西と32濃野が高い位置を陣取り、25佐野が下に降りて、13知念が前にポジションを取るため2-1-3-3-1のような形をとる。
こんな感じ、、、↓
【前半の概要】攻撃面
鹿島アントラーズの前半の攻撃面においては、
5関川、55植田、25佐野の3人とそれより前の選手の距離が遠い上に前の選手たちが前で固まっているかのようにポジショニングするためパスの出しどころがなく、中は混んでいるためサイドにつけるか、前に放り込む展開が増えてしまった。
データによると前半はサイドからの攻撃で約90%を占めていたがおそらく本意ではなかったと思う。
それ以外に特筆するほどの工夫や特徴は見られず、攻撃においては戦術面から鑑みても「ノーチャンス」であった。
【前半の概要】守備面
前半の最初の15分ほどはセレッソ大阪の可変するシステムに対して25佐野、13知念のダブルボランチでうまく引っ掛ける場面も多く、さらには高い位置で奪える場面も何度かあった。
ただ、ボールの出どころに強く当たりにいくが、遅れていく場面も多く前半の最初の15分ほどまではアフターチャージとなりファールをもらう場面も多く見られた。
さらに途中からセレッソ大阪は8香川が降りてボールを受けにくるようになったり、9レオセアラが降りたスペースに25奥楚が抜けてくるようになったがうまく対応できず前半15分くらいまでは高い位置で奪えていたのにシュートを打たれるところまで押し込まれる場面が増えてきた。
結果的に守備は粘り強く0で抑えることができたのでよかったが、臨機応変な対応が見られなかった。
【前半】セレッソ大阪
システムは4-3-3で
攻撃の時は6登里が偽サイドバックでボランチの位置に入るため3-2-2-3という形であった。
こんな感じ、、、↓
【前半の概要】攻撃面
前半15分までは6登里と10田中とそれより前の選手の距離が遠くうまく鹿島アントラーズに守られていた。
しかし、途中から8香川が降りてパスを受けるようになり、前にボールが運べるようになった。
その結果、2毎熊も高い位置をとるようになり、25奥楚も9レオセアラが降りたスペースに出てくるようになり、流動性が増し、シュートまで押し込めるようになった。
こんな感じ、、、↓
【前半の概要】守備面
守備では鹿島アントラーズの選手が多く自陣に入ってくる場面が多かったがラインを高くゾーンを組めていたことでスペースをうまく消せていた。
そのため失点の匂いはほぼほぼなくうまく守れていた。
後半
【後半】鹿島アントラーズ
後半から40鈴木を投入してから流れが大きく変わった。
システムとしては4-4-2に変更
後半途中の25佐野のセンターバックの意図はよくわからず、、、
【後半の概要】攻撃面
40鈴木が2トップの一角として投入されたが役割としては完全にパス回しに参加してチームの攻撃に流動性を持たせることだった。
MFの位置にポジションを取り、左右真ん中とあらゆるところに顔を出していた。
こんな感じ、、、↓
その結果40鈴木が入ってきたらそのポジションの選手は移動するようになり、流動性が増した。
さらに7チャブリッチのポストプレーがはまりだし、前でパスが回せるようになり、鹿島アントラーズの攻撃の時間が増えた。
最終的に前に押し込めるようになった結果フリーキックから55植田のヘディングで得点ができた。
【後半の概要】守備面
守備に関してはセレッソ大阪の可変のシステムにうまく対応できたかというとそうとはいえない内容ではあった。
6登里の偽サイドバックや降りてきた8香川を捕まえることができず、失点に繋がってしまった。
ただ、後半の60分以降セレッソ大阪が失速し、それが功を奏して守備が安定するようになった。
【後半】セレッソ大阪
システムは前半と変わらず4-3-3であり攻撃になると3-2-4-1と可変という流動性のある動きを見せていたが、後半60分あたりから40鈴木、7チャブリッチの対応のためか5-4-1と後ろに重いシステムに変更した。
後半最初はシステムに変更はなく4-3-3、攻撃時3-2-4-1の可変を継続。
後半60分あたりを経過すると5-4-1と守備重視のシステムに変更
【後半の概要】攻撃面
後半60分ごろまでは前半と変わらず6登里の偽サイドバックと10田中のダブルボランチでパスを前線に供給
8香川が後ろと前のつなぎ役として6登里、10田中から受けたパスをさらに前に供給するという形で得点まで結びつけることができた。
ただ後半60分ごろ以降はシステム変更もあったためか失速。
前で運んでいても後ろに重たくなってしまった分DFラインが押し上げられず、選手間の距離が遠くなり、パスが回せなくなってしまった。
【後半の概要】守備面
なんといっても40鈴木のフリーマン的役割に対して捕まえることが出来ず、自由にさせてしまったため、押し込まれる形が多くなってしまった。
さらに後半60分あたりから5バックとなってからラインを高く形成することができず、守備から攻撃にうまく繋げることができず、相手を自由にさせてしまう機会が多くなっていた。
【まとめ】
鹿島アントラーズは前半攻撃において何がしたいのかわからず、おそらく選手間も攻撃のポイントを共有できていなかったのではないかと思われる。
守備もゾーンで守るのかマンツーマンで前から追いかけるのかを徹底できずにいたため、相手に自由に動かれてしまう場面が何度か見受けられた。
後半は一転して攻撃に時間をかけられるようになり得点の匂いもしだした。
ただ、40鈴木頼みに見えてしまうこの現状をどうにかしない限り優勝は遠いのではないかとも思える。
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