【鹿島アントラーズ試合レポート】vsジュビロ磐田-J1第5節2024年3月29日-伝統的ウノゼロ!?

鹿島アントラーズ

こんにちわ、KazuMAXです!

明治安田生命第5節鹿島アントラーズ対ジュビロ磐田の試合レポートになります。

前節vs川崎フロンターレ、次節vsアビスパ福岡の試合レポートも記事にしていますので参考にしてみてください!

結果

1 – 0 勝利

前半29分 鹿島アントラーズ:40鈴木

詳細

鹿島アントラーズ
ボール支配率:53%
シュート数:14本
パス:503本
パス成功率:77%
ファール:9回
コーナーキック:5回
オフサイド:4回

前半

普段とは異なり、8土居がボランチに入る。

それ以外は前節の川崎フロンターレ戦と変化はなかった。

【前半】鹿島アントラーズ概要

システムは4-2-3-1

守備の時は30名古と40鈴木が並ぶ形で4-4-2となる。

攻撃時、13知念がセンターバックの間に入ることで3バックという形になり、両サイドバックが高い位置をとる。

ただし、右と左で構成は少し異なっていた。

左はサイドハーフの7チャブリッチがサイドに張り、サイドバックの2安西が少しインサイドに位置取るという形をとり、右は反対にサイドバック32濃野がサイドに張理、サイドハーフの15藤井がインサイドに位置取っていた。

左では細かいパス回しが多く見られたり、7チャブリッチの個人技で侵入することに成功するシーンが多く見られ、右では15藤井が最初はインサイドに位置取っていたが32濃野に入った時に縦に流れてジュビロ岩田の深い位置まで侵入する場面を多く作ることができていた。

こんな感じ、、、↓

特に前半では(今季鹿島アントラーズの攻撃でよく見られる)、片側に人数を集めて逆サイドの斜めにロングボールを入れるシーンも多く見られたが、とても有効な攻撃であったと思う。

さらに真ん中の13知念と8土居も受けてははたいてを繰り返すことでチームにリウムが生まれ、ダイレクトでパスが周り、崩せた場面も多く作れていた。

また、守備の面では全体的に4-4-2でブロックを敷いて守ることができていたが、ジュビロ磐田のインサイドに位置取っていた選手が斜めに流れてきた時に捕まえることができず、クロスを上げられてしまうシーンが多く見られた。

つまり、下図の赤いゾーンのところに流れてくる選手に誰がついていくのかというところをはっきりと決めないと失点に繋がってしまう可能性が今後高くなってしまうだろう。

【前半】ジュビロ磐田概要

システムは4-4-2

攻撃時、ジュビロ磐田は細かいパスを繋ぎながらサイドから攻めるシーンが多く見られた。

一見、鹿島アントラーズと同じようにせめているように見えるが、ニュアンスが違った。

鹿島アントラーズは逆サイドにスペースを作ってそこにボールを入れるためであったが、ジュビロ磐田は鹿島アントラーズの守備のブロックを動かして縦パスを入れるためにサイドにボールを動かすといったやり方であった。

実際に攻撃の際は、両サイドバックがサイドの高い位置に張り、両サイドハーフはインサイドの位置を取っていた。

ボランチの2枚は攻撃に参加するよりかはそこまでの繋ぎの役割を果たしていた。

こんな感じ、、、↓

そして、両サイドハーフは鹿島アントラーズのサイドバックとセンターバックの間のハーフスペースに抜けるシーンが多く、鹿島アントラーズはそこを捕まえることができずにいたため、とても有効だった。

実際に得点こそなかったものの、ペナルティエリア内の侵入割合に関しては鹿島アントラーズを上回っていた。

後半

後半スタート時に鹿島アントラーズは15藤井と27松村を変えた。

ジュビロ磐田は交代はなく後半が開始した。

【後半】鹿島アントラーズ概要

後半に入ると少しペースダウンしたように思う。

攻撃時前の選手は縦に早く攻めるシーンも多く選手間の距離感が伸びていってしまうシーンが多くなった。

ただし、守備に関してはジュビロ磐田がサイドから放り込んでくる場面が多かったが、粘り強く弾き返すことができていた。

キーパー1早川の好セーブにも助けられたシーンも多かったと思う。

もう少し前でゆっくりボールを回せるように押し込めていたのなら展開も変わっていたのかもしれない。

途中交代で入ってきた選手たち(特に27松村、33仲間)は躍動感持ってアグレッシブにプレーできていたことはよかった点である。

【後半】ジュビロ磐田概要

後半に入るとサイドからの攻撃は変わらないが、簡単にクロスを上げる場面が前半に比べて増えたように思う。

前半までは深い位置まで侵入していたがそこまで行かなくても簡単にクロス上げてチャンスの数を増やすことに後半になってからシフトチェンジしたのかもしれない。

さらに61分に交代で入ってきた31古川はすごく鹿島アントラーズにとっては厄介な存在だったと思う。

ゆっくりした仕掛けからの左右に揺さぶるドリブルに鹿島アントラーズの選手は翻弄されていた。

サイドバックの4松原も31古川にボールが入った時は受けにいくのではなく、31古川がドリブルしやすいようにスペースを確保することに注力していたし、チーム全体もフォローにはいかず、中で待ち構えてクロスを待っていたのを見ると31古川に対するチームの信頼度が高いことが見受けられた。

実際、31古川の左サイドからのクロスの数はかなり多かったように思う。

守備に関しては、鹿島アントラーズ同様前と後ろの選手の距離が伸びてしまい、鹿島アントラーズの攻撃時早い段階で回収できず、深いところまで持って行かれてしまう場面が多くあった。

まとめ

鹿島アントラーズは今節の勝利で勝ち点を10に伸ばし、同じ勝ち点のヴィッセル神戸に次いで3位に順位をつけることができた。

鹿島アントラーズは片側のサイドで細かくつなぎ、逆サイドにスペースを作りそこへロングボールを入れて仕掛けるといった攻撃パターンがよく見られるようになったが、結構有効な場面を作ることができているので、この攻撃の形は今後も継続して続けていくべきだと思う。

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